金光教案内
金光教の御本部以外の支社[=出社(でやしろ)ともいう]を教会とよんでいます。 「金光教○○教会」という名称で○○には地名が用いられています。世界中全国約1600の教会があります。
その各教会には「教師(きょうし)」という教団(教主)から取次の資格を許された人が奉仕しています。その教会の責任者が教会長となり、教えの親として「親先生(おやせんせい)」と呼ばれています。
教祖が「難儀な人を取次ぎ助けてやってくれ」とのお頼みを受けてその取次ぎのはたらきが教祖の広前に始まり代を重ねて五代教主金光様の現代に至るまで三六五日一日も欠けることなく毎日朝から晩まで一日中行われております。
この教祖広前の延長として各教会でも取次が行われ、取次ぎとは生神金光大神取次ぎであり、教祖生神金光大神とお手代わりとして教主金光様だけではなく、各教会の教師も毎日奉仕しています。この各教会の取次ぎによって、人々を取次ぎ助け、また、この道を世に伝え、「神と人とがあいよかけよで立ち行く」世界を現していくために、社会に開かれているところが教会です。
この「あいよかけよ」とは、神様と人間とのあるべきかかわりを示した言葉で、取次を通して人は願いを神様に祈り、神様の心を人に伝えていく中で、人は神様の願いを受け、真実な生き方を求めて立ち行くことになり、神様もまた、人の真実な生き方によって、そのはたらきを人の世に現すことができ、人も神様も共に助かると言うことを表しています。
また、教会は結界取次以外にも各種活動によって、「神と人とあいよかけよで立ち行くあり方を世界に現す」との天地金乃神様の願いを実現していく拠点です。
結界取次によって、 参ってくる人々の願いやお礼を神様に取り次ぐとともに、信心による生き方を教え伝えていき、それぞれの生活の術を日々改まる信心のけいこ場所であり、さらには金光教を世に伝え、人を助けていく拠点でもあります。
教会では、取次をはじめ、日々の勢祈念、教話、月例祭、大祭などの儀式を行い、信心がより確かなものになるように信奉者の様々な会や育成、また本教を社会に伝えるために、それぞれの教会でそれぞれ様々な各種活動が取り組まれ、また「神と人とがあいよかけよで立ち行く」という神願成就のお役に立たせて頂くため、そして世のため人のためにお役に立たせて頂くために奉仕活動等の各種活動も行われています。