金光教の神様は、広大な天地のあらゆるものを生かし育む神様です。私達と離れてあるのではなく、私達の助かりをどこまでも共に願い、私たち一人ひとりを神のいとし子として、愛してくださっている神様です。
私たちは、この神様を「天地金乃神」とお祀りしています。
天地金乃神様は、「人間あっての神、神あっての人間」という、人間との関係において、そのはたらきを現される神様です。人間は人間の力だけで生きているのではなく、神様の恵みの中に生かされて生きているのであり、神様もまた、神様だけでそのはたらきを現すのではなくて、人を通して、生きたはたらきを現されます。
ですから、天地金乃神様は、私たち人間とかけ離れたところから、神の力を持ってすべてを支配するのではなく、どこまでも私たちと深く関わり合い、はたらき合いながら、人間をはじめ万物を生かし、育て、守ってくださっています。
この人間とともにあって、人間の助かりを願われる神様のおはたらきに気づき、日常生活の中で、神様と共に生き、身をもって神様のおはたらきを現していく生き方を、金光教では日々求めています。